パラレルパラダイス

嫉妬深き神によって成人をむかえた女の子たちは、死ぬ――――――死にかたまでは、まだ判明してはいないが、どうやって死ぬのかは、極黒からみてもそう易々と死なせてもらえないんじゃないのかな。


今後展開されるであろう要素としては、この世界には、たびたびヨウタのように、異世界から迷いこんだ人間がやってくるという情報があったことから、ヨウタ以外の地球にいた人間の登場、男性である可能性もあるが、女性が複数人でてくる可能性が高い。その内の一人が、おそろく主人公の幼なじみの娘だろう。でなければ、幼なじみなんていう冒頭の二カット程度しか使われていない設定だけの存在を、出すわけないですからね。おまけにルーミとどことなく容姿が似ている、というじゃないか。ルーミはみずからが欲望の泉をたれながす存在であることを強く恥じているようだから、あの男性に触れただけで発情してしまう女性の巣窟の世界において、“普通の女の子”は貴重なのだ。そのあたりのアドバンテージが、あの幼なじみには、ヨウタが幼なじみのことを気になっていた、ということも含めて、あることから、ルーミと幼なじみとの関係性に駆け引きの要素がうまれてくるのだろう。




カル・・・・・カルという存在はどうやら女の子を犯すらしい。しかしこの世界には女性しか存在しないらしいから。カルという存在の声帯が男であるヨウタと似ていたという情報はあったが、やはり男であれば、ヨウタのことをこの世界でただひとりの 男 だとは言わないだろう。つまりカルという存在は男根希求主義に目覚めた人体改造のスペシャリスト悪のdr.マニー・ハッケンにより男性ホルモン増強剤と疑似男性器をとりつけられた、元、かわいい女の子? あるいは三千年という悠久の年月、男日照りに晒された女性遺伝子の逆襲?     


コホン... . . ..冗談はこれぐらいにして、たちみたいに、か、カルみたいに、どちらかは忘れましたが、たぶん前者でしょう。カルという集団なんでしょうかね。人間なのか。それとも獣なのか。しかしルーミの話ぶりからして、獣というよりは、なにか、知性をもった生物に対する接し方だったように思いましたね。なぜ、彼らは女性を犯すのか。



ルーミたちは城の中で生産され、周囲の村に配属されるそうだ。男性がいないのに、人間が生まれる? なら、男性はいらないよね? しかし生まれてくる人間は女性ばかり、男性が城のなかに存在して、日夜、人間を生産している? それは面白くない。 だから、おそらくルーミたちが誕生する原因に精子はからんでいないとおもう。いったい城のなかで何がおこなわれているのか―――――。たしか一巻の終わりに計算高そうな、かつ淫乱そうな、クインテットの一人が城に定例会みたいなもので、呼ばれていると言っていたような、この朧気な記憶がたしかなら、城、という存在は、彼女たちにとって、一度出たら、二度とはいれない、謎めいた親しみのない神のような存在ではないらしい。




まとめると、嫉妬深き神という存在と城という存在は相対的な関係にあるとおもうんですよね。カルは、嫉妬深き神サイドなのか、ルーミらと同様に城で生産されたが、そこに外部から影響をうけて現在の形に至った。すこし意味がわからないのは、ルーミたちが性交渉をしなければ死ぬのは嫉妬深き神の呪いらしいが、それは不特定多数の女の子全員を男のいない世界で殺すには、性交渉しなければ死ぬ、という条件付けが呪いとして合理的だ、というものなのか、それともこの嫉妬深き神はとても醜くて男性が相手をしてくれなかった。だから、他の女性が男性と性交渉していたら嫉妬してしまう。だから、殺す。ということなら、この“嫉妬深き神”という意味もわかるんですけど、現状男性がいないので、嫉妬しようがないと思うんですよね。だから、どちらかというと、前者の方が意志が感じられる。でも、不特定多数の女の子に、しかも世代交代がはやいただ生きているだけの存在に、なんの恨みがあって? ということから、この嫉妬深き神は、彼女たちに対して、というよりも、彼女たちを生産している城の何者かに対して、このような呪いをかけた、とかんがえるのが妥当だろうな。

ヨウタを連れてきた存在が、最初とてもサイコな容姿をしていたが、連れていかれる途中で、綺麗な豊満な女性に変わっていた、同一人物なのかは判然としないが、女しかいない世界に男を連れてきた時点で、性交渉させたい側の存在ではあるんでしょうね。性交渉しなきゃ死ぬよ、という呪いをかけてその世界に男を連れ込むのなんて、じゃあ、なんでそんな呪いかけたんだよ。とツッコミをいれたくなりますしね。